
新着情報
大会趣旨
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集会長 猪村 剛史
広島大学
理学療法士はこれまで、移動機能、とりわけ歩行の再建に対し、科学的探究と臨床実践の両面からたゆまぬ努力を重ねてきました。運動学や神経科学の進歩を背景に、評価法や治療手技は洗練され、装具療法やロボティクスの発展とともに、神経疾患を発症された方の歩行再建の可能性は着実に広がっています。
一方で、わが国は2040年を見据え、急激な人口減少さらには生産年齢人口の減少という大きな社会構造の変化に直面しています。医療・介護需要の増大と生産年齢人口の減少が進むなか、社会保障制度の持続可能性は重大な課題となっています。その中で、医療専門職には、個々の機能回復を超えて、社会全体に新たな価値を生み出す視点と実践が強く求められています。
遠隔技術の進展により、移動はもはや社会参加の絶対条件ではありません。また、「移動できないこと」が直ちに社会参加の可能性を閉ざすわけでもありません。しかし、主体的な身体的移動は、就労や教育、地域活動、経済活動への参画を可能にし、社会的・経済的価値を生み出す重要な基盤の一つです。移動を支える理学療法士の専門性は、個人の機能回復を超えて、社会の持続可能性に貢献し得るものと考えます。
今こそ、私たち理学療法士がこれまで積み重ねてきた歩行・移動再建の知と技を、国が直面する社会課題の解決へと活用する時ではないでしょうか。その実現には、治療技術の深化のみならず、支援体制の構築、さらにはロボティクス、デジタル技術などのテクノロジーの積極的活用が不可欠です。
本サテライトカンファレンスは、神経理学療法に関わる理学療法士の英知を結集し、歩行・移動の再建を単なる「機能回復」や「能力改善」にとどめることなく、「社会参加への結実」へと昇華させる方略を探究する場としたいと考えております。2040年を見据え、臨床・研究・教育の垣根を越えた議論を通じて、未来社会における神経理学療法学の新たな役割と可能性を共に展望する機会となることを願っています。
プログラム
9:00
受付開始
9:30
9:30
猪村 剛史(広島大学)
10:00
オープニング
リマークス
10:05
10:05
基調講演
小山 総市朗(藤田医科大学)
11:05
歩行・移動を支援するテクノロジーの活用による
神経疾患患者の社会参加への挑戦
11:15
11:15
教育講演
松浦 晃宏(広島国際大学)
歩行の神経生理学と臨床へのティップス
12:15
12:15
休憩(60分)
13:15
13:15
遠藤 正英 (桜十字福岡病院)
- 脳卒中におけるテクノロジーを活用した歩行/移動の再建と社会参加 -
髙橋 雄平 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
- 脊髄損傷における歩行/移動の再建と社会参加 -
馬上 泰次郎(コールメディカルクリニック広島)
- 重症症例の在宅生活における移動能力の最大化 -
島谷 康司 (県立広島大学)
- 小児におけるテクノロジーを活用した歩行/移動の再建と社会参加 -
シンポジウム
症例に学ぶ歩行・移動の再建と社会参加
15:20
15:30
総合討論
小山 総市朗 (藤田医科大学)
遠藤 正英 (桜十字福岡病院)
髙橋 雄平 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
馬上 泰次郎 (コールメディカルクリニック広島)
島谷 康司 (県立広島大学)
15:30
16:10
16:10
クロージング
16:15
閉会
会場
広島大学霞キャンパス
保健学研究棟203
〒734-8553
広島県広島市南区霞1-2-3
■JR広島駅からお越しの方
広島駅(中央出口)→広島駅南口バス乗り場(4番)
「大学病院・旭町・県病院・広島港方面」約15分→
「大学病院前」下車
■バスセンターからお越しの方
広島バスセンター徒歩5分→紙屋町県庁前バス停
「大学病院行き」約20分→
「大学病院前」下車

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会場は保健学研究棟2階の203号室です。
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学内の食堂・売店は当日休業しております。会場周辺にもコンビニ等はございます。昼食は各自ご用意ください。
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会場内は飲食可能ですが、ゴミは各自でお持ち帰りください。
運営委員
準備委員長
爲廣 由季 (広島県理学療法士会)
準備委員
楠田 賢斗 (広島大学病院)
坂本 隆徳 (福山記念病院)
田邉 淳平 (広島都市学園大学)
内堀 靖忠 (太陽のリハげんき広島祇園教室)
宍戸 健一郎 (五日市記念病院)
藤高 祐太 (大野浦病院)
